岡山シティミュージアムは、岡山県岡山市北区に位置する岡山市立の博物館で、リットシティビル内にあります。この博物館は、岡山市の歴史や現在の姿を記録・展示し、次世代に引き継ぐことを目的として設立されました。
2005年に「岡山市デジタルミュージアム」として開館したこの博物館は、岡山駅西口に再開発されたリットシティビルの南棟4階・5階に位置しています。開館以来、岡山市に関する多様な歴史や文化を展示し、市民や観光客に親しまれています。
4階には企画展示室や講義室があり、さまざまなテーマに基づいた企画展が定期的に開催されています。これらの企画展は、岡山地域に関する展示だけでなく、全国各地の国宝・重要文化財や海外の貴重な文化財も紹介されることがあります。
5階には常設展示室があり、岡山市を中心とした地域の歴史や文化が展示されています。特に、造山古墳や桃太郎伝説、岡山城、備前焼、児島湾干拓など、古代から現代に至るまでの岡山市の歴史や生活文化が実物資料と最新のデジタル技術を用いて紹介されています。また、ミュージアムショップやカフェも併設されており、訪問者は展示を楽しんだ後にゆっくりと休憩することができます。
常設展は有料で、企画展は無料もしくは有料となっています。展示は観光客だけでなく、市民の生涯学習や小中学生の学習の場としても活用されており、地域の歴史や文化に深く触れることができる場所です。
岡山シティミュージアムは、岡山市駅元町地区第二種市街地再開発事業の一環として、2002年にリットシティビルが岡山駅西口に着工されたことに始まります。ビルの南棟4階・5階に設置されたこの博物館は、2005年6月30日に完成し、同年8月27日に「おかやまと桃太郎展」でオープンしました。さらに、10月21日に開催された「新シルクロード展」をもってグランドオープンを迎えました。
2012年10月1日、博物館は「岡山シティミュージアム(Okayama City Museum)」に名称を変更し、より地域に密着した施設として生まれ変わりました。
岡山シティミュージアムは、JR岡山駅の中央改札口から徒歩すぐの場所にあり、非常にアクセスが便利です。駅からの距離が近いため、地元の方はもちろん、観光客にとっても訪れやすい立地にあります。