岡山県には瀬戸大橋、湯原温泉、岡山国際サーキットなどの観光スポット、はんざき祭り、津山さくらまつり、ハートランド倉敷などの観光イベント、吉備団子、津山ホルモンうどん、ひるぜん焼そばなどのご当地グルメがあります。
岡山県は中国地方の南東に位置する県で、瀬戸内海の約90の島を擁しています。かつて吉備国と呼ばれた岡山県は、造山古墳や作山古墳、両宮山古墳の大型などがあり、その古墳の大きさから古代では大和朝廷よりも大きな勢力を誇っていたことがうかがわれます。
吉備国は大和朝廷に臣従した後は備前国、備中国、備後国になり、備前国から美作国が作られました。
江戸時代には池田氏、森氏に支配されましたが、倉敷市は天領とされ、その倉敷市は岡山県の南部に位置し、川沿いにある白壁の町並みの景観が美しい美観地区として有名な観光地になっています。
岡山県は古代の遺跡が県内に点在しているだけでなく、水島の戦いや藤戸の戦いといった源平合戦が行われた土地で、南北朝時代には後醍醐天皇が隠岐に流されるときに通り道になったことなど、歴史に登場するでき事に纏わる場所や史跡があり、歴史を肌で感じる観光ツアーも楽しめます。
岡山県には国の史跡となっている岡山城、国の史跡であり重要文化財にもなっている備中松山城の二つ城があります。
岡山城は烏城、金烏城とも呼ばれる城で、小高い土地に築かれています。岡山城は石山城に宇喜多直家が城郭を建造したできた城で、時代ごとに要害として活躍しました。
一方、備中高松城は高松城とも呼ばれ、羽柴秀吉によって水攻めにあったことで有名な城で、いずれも全国的に有名な観光スポットです。
史跡巡りをして疲れたら、心と体を癒す番です。岡山県には温泉が点在しており、下湯原温泉、足温泉、真賀温泉、郷緑温泉の温泉は湯原温泉郷と呼ばれ、湯郷温泉、奥津温泉と併せて美作三湯と呼ばれ、多くの人が訪れています。
岡山県は日本六古窯の一つになっている備前焼の産地が含まれています。備前市周辺には備前焼の窯が点在しており、陶器を入手はもちろんですが、陶器作りを体験することもできます。
岡山県は農業が盛んな土地であり、ぶどうの生産は西日本で一番の生産量です。そのほか梨や桃などの果物の生産も盛んな上、B級グルメも数多く生まれています。カキオコはカキ入りお好み焼きで、備前東商工会で商標登録までされています。今では全国で有名なぶっかけうどんは岡山県倉敷市の名物料理です。
倉敷美観地区は、風にそよぐ柳並木や白壁となまこ壁が美しいコントラストを見せ、倉敷川に影を落としています。江戸時代には米の積出地として栄えたこの一帯は、伝統的な日本建築の美しさをよく残しており、往時の町並みを偲ぶことができます。 文化施設 このエリアには、多数の文化施設が点在しています。特に、世界的名画を集めた大原美術館、民藝館、考古館などが有名です。 倉敷美観地区の歴史 倉敷美観地区は、岡山県倉敷市にある町並保存地区・観光地区です。1969年に倉敷市の条例に基づき美観地区に定められ、1979年に県内2件目の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。江戸時代初期の寛永19年(164...»
備中松山城は、岡山県高梁市内山下に位置する日本の城で、山城の代表格として知られています。正式には「松山城」と称されますが、他地域の同名の城と混同を避けるため、一般的には「備中松山城」と呼ばれます。現存する12の天守を持つ城の一つで、これらの中で唯一の山城であり、標高430メートルの小松山山頂にその姿を残しています。 城の成り立ちと重要性 臥牛山の四峰に築かれた要塞 備中松山城は、臥牛山(がぎゅうざん)と呼ばれる四つの峰からなる山の一部に築かれています。標高487メートルの山頂から南稜線にかけて多くの遺構が残されており、その中でも小松山にある現存天守は標高430メートルの高さに位置していま...»
本殿・拝殿は、後光厳天皇の命を受けた室町幕府3代将軍足利義満によって造営された、豪壮かつ優美な比翼入母屋造りの国宝建築。全国で唯一の吉備津造りという建築様式を採用しており、本殿の大きさは出雲大社本殿、八坂神社本殿に匹敵します。 本殿から続く総延長398メートルの廻廊は、歴史を感じさせる美しい建造物。吉備津彦命は、桃太郎伝説の原型となったとされます。境内には、桃太郎伝説にちなんだ様々なスポットがあります。 概要 吉備津神社(きびつじんじゃ)は岡山県岡山市北区吉備津に位置する神社です。式内社(名神大社)、備中国一宮として知られており、旧社格は官幣中社で、2023年(令和5年)現在は神社本...»
後楽園は、岡山県岡山市北区に位置する日本庭園であり、日本三名園の一つとして広く知られています。この庭園は、江戸時代初期に岡山藩主・池田綱政によって造営され、元禄文化を代表する庭園として、国の特別名勝に指定されています。面積は14.4ヘクタールに及び、広大な敷地内には多彩な風景が広がっています。 ミシュラン三つ星の評価 後楽園はその美しさと歴史的価値から、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星にランクされており、海外からの評価も高く、多くの観光客が訪れる場所となっています。 後楽園の歴史 築庭の経緯 後楽園の建設は1687年に始まり、1700年頃に完成を迎えました。この庭園は、池...»
岡山城は、岡山県岡山市に位置する歴史的な城で、その外観の色から「烏城(うじょう)」という愛称でも親しまれています。この城は、1597年に完成しましたが、戦災で天守閣は焼けてしまったが現在は再建され、内部は展示室となっています。 岡山市の中心部に位置し、北西の隅には焼失をまぬがれた月見櫓が三十一万五千石の往時を偲ばせる姿で建っています。多くの観光客が岡山城の美しい外観と豊かな歴史に惹かれて訪れています。 ...»
1990年に移転するまで校舎として利用されていた歴史的建築物。映画やテレビCMのロケ地としても利用され、注目をあびた。 工事費は当時の久世町予算の3倍近い巨額な費用を投じている。建築材は真庭市木山国有林の優れた檜、杉材を選定し使用。 迎賓館を思わせる豪奢な、ルネッサンス様式による明治の擬洋風建築。全国的にも貴重な佇まいから、国の重要文化財に指定されている。 現在は文化施設・久世エスパスランドの付属施設として、かつての教室は図書室・展示室、職員室は会議室、講堂は集会室、校庭は屋外展示場に供されている。 1907年に完成した二階建ての木造建築で、玄関と職員室、講堂(2階)からなる中央棟の東...»
岡山県の北東部に位置する津山市周辺は、古くから和牛の産地。牛の内臓肉を使ったホルモンうどんは、焼肉店やお好み焼き店を中心に昭和後期から食べられてきた人気メニューだ。平成17年、町おこしの一環として「津山ホルモンうどん研究会」を旗揚げ。B-1グランプリなどに出展し、平成21年の横手大会で3位、翌年の厚木大会で4位を受賞した。味付けはしょうゆ、味噌、ソース味など店よって異なるが、自家製のタレを作り、バラエティに富んだ味が楽しめる。津山では約50の店で食べられる。...»
倉敷市特産品の「連島レンコン」のシャキシャキしたピクルス(夏はごぼう)、岡山県内産牛のパティ、岡山県産の桃太郎トマトなど、こだわりの岡山県産食材を使用し、倉敷・美観地区の白壁をイメージした白いバンズの倉敷バーガー。地元の美味しさがぎゅっと詰まっている。岡山県内外の各種イベントにも出店しており、人気のバーガーである。「自分たちで知恵を出し、面白いと思うことに力を注ぐ」という倉敷人の気質と心意気が「倉敷バーガー」の源になっている。...»
岡山市内を中心に食されている一般的な”岡山ラーメン”の特徴は、鶏ガラと豚骨しょうゆのスープが主流で、ベースの出汁は鶏ガラや豚骨以外に、魚介類からとっている店もある。麺に関しては、縮れ麺を使うことはほとんどなく、細~中細のストレート麺がほとんどだ。岡山県内には、古くから地域に定着してきたラーメンと、町おこしを目的に各地域の特産品などを使った様々なご当地ラーメンが存在する。それぞれ特色のあるラーメンを食べ比べるのも楽しみだ。...»
ご飯をエビなどの具と一緒に炒め、ソース味に仕上げた岡山市の名物料理が”えびめし”。市内にある「ほっかいちばんINDEIRA」のオーナーが修行時代に、東京の老舗カレー店で覚えたメニューを、故郷で再現したのがはじまりだといわれ、それが徐々に広まり、岡山市の代表グルメのひとつになったようだ。味の決め手になるのはソース。ドミグラスソースとケチャップ、カラメルソースなどをベースにして、各店舗が独自の工夫を加えた特製ソースで味わえる。黒褐色のピラフ風ご飯に錦糸卵をのせ、キャベツの千切りを添えたものが一般的だ。...»
「デミカツ丼」とは、キャベツとカツを重ねた丼(キャベツを使わない店もある) にデミグラス・ソースをかけたものである。このカツ丼は、岡山の料理店「味司 野村」の創始者が、東京のホテルで洋食の修行中に考案した。和洋折衷のようなデミカツ丼は「卵とじ」とは違った独特の味わい。ご飯の上にゆがいたキャベツを敷き、その上にトンカツ、そしてデミグラスソースがたっぷりとかかっている。岡山県内でも、いろんなタイプのデミカツ丼がある。...»
岡山県のたこ漁獲量は全国でもトップクラス。瀬戸内海でも特に潮流の早い倉敷市下津井で育ったたこは、独特の歯ごたえがあり身がしっかりしておいしいと言われている。素材の良さが光る一品である。 倉敷名物たこめしは、たこをぶつ切りにし、炊き込みご飯にしたもの。磯の香り豊かに広がる美味しさ。新鮮なたこを使った料理は倉敷市内各地でたべられる。一言でたこめしと言っても、お店により具材や味付け、トッピングなど様々な特徴がある。...»
岡山県津山市で古くから親しまれているそずり鍋。そずり肉と呼ばれる牛の骨からそずり(削り)おとした肉を使用し、牛肉は地産の「作州牛」というブランド牛が使われる。醤油ベースの甘辛な割り下に新鮮なそずり肉をいれ、ごぼうなどの野菜や豆腐と煮込む。色の濃い見ためからは驚くほどあっさりとした味わい。とろとろに煮込まれたそずり肉が舌の上でハラリとほどけ、後引く旨さ。そずることでより旨みがしみわたり、高級なブランド牛も余すことなく使用できる、先人の知恵が光る逸品だ。うどんかそばでシメるのが津山スタイル。...»
餅を使った変わり種の丼。牛丼のご飯の代わりに餅を入れた創意工夫の一品だ。なめらかで美味しい餅に、少し甘いつゆがかかった牛丼の具がたっぷり。新庄村きっての名産「ひめのもち」の美味しさを存分に味わえる。夏に朝晩の寒暖差があり、ブナの原生林がある『毛無山』から流れる新庄川の水でつくった新庄村のひめのもちは強い粘りと甘味が特徴。最近はこのひめのもちを使って餅をワッフル形に焼く「モッフル」も流行っている。...»
瀬戸内海で獲れる新鮮なシャコの刺身。シャコは、死んでから時間がたつと、自分で自分の身を溶かす酵素を出すので、身がやせ細ってしまう。生のまま食べられるということは、それだけ新鮮だ、ということ。しょうゆでもおいしいが、すだちなどをしぼっていただくのも乙なもの。 旬 3月 ...»
岡山県総社市で、「地元を元気にしたい。売り出したい」との想いから誕生した“総社ドッグ”。総社市産の食材が2品以上入っていることが条件で、観光や経済など5団体の代表が集まって発足した「総社ドッグ普及研究会」が認定したものだけが、総社ドッグとして販売されている。使われる食材は、千両なすや黒大豆、ピオーネなど、多岐に渡り、テイストも和風、チリソース仕上げ、カレー味などバラエティに富んでいる。認定店には、総社ドッグオリジナルののぼりが立てられているので、それを目印に、店ごとのおいしさを食べ歩きしたい。...»
美食家で名高い魯山人が愛した備前焼と、国民食のカレーの組み合わせによるご当地B級グルメ。地元の魚介類や果物など、ルーや具材の組み合わせは自由だが、「備前焼の器に盛ること」がこの郷土食の条件だ。現在、市内を中心に、9つの店舗と団体が提供している。梅花の形の器に盛られた野菜カレー、土鍋で食べるスープカレー、シーフードカレー、牛肉をふんだんに使ったカレー、地元産のイイダコを使ったカレーなど、各店でそれぞれ素材や製法、皿にこだわっている。食べ比べも楽しい。...»
猪が多く棲息する新見市では、昔からぼたん鍋などの猪料理が多く食べられていた。そんな中で、この猪を新見の名物にしようと考えられたのが、「いのししラーメン」である。いのししラーメンは、農作物への深刻な被害が続いており、捕獲頭数も年々増加しているイノシシに着目し、新見商工会議所青年部が町おこし活性化事業として取り組み、開発したもの。新見の山野で育った野生の猪肉を手間ヒマかけて煮込み焼きあげ、チャーシューで味わう個性派ラーメン。...»
“笠岡ラーメン”の特長は、鶏ガラスープのしょうゆ味で、チャーシューの代わりに鶏肉を煮た“煮鶏”を具材に使うこと。使用する鶏は、“かしわ”と呼ばれる採卵を終えた親鶏で、歯応えがあり、おいしい出汁がとれ、シンプルで優しい味わいが楽しめる。笠岡市は養鶏がさかんであったため、手軽に手に入るかしわを使ったラーメンがうまれたようだ。市内には創業50年を超える老舗から、鶏ベースに瀬戸内海の魚介を具材に使う新店まで10数店があり、町全体でのイベントやガイドマップなどが作られ盛り上がっている。...»
日生(ひなせ)は岡山県の南東端に位置する古くからの漁師町で、特産物は瀬戸内の新鮮な魚介類、特にカキの名産地と知られる。この名産のカキを具に使ったお好み焼きが”カキお好み焼き”、通称”カキオコ”である。日生ではカキは身近な食材であり、どんな料理にも使われるが、特にお好み焼きとの相性は抜群でジューシーな風味が口の中に広がる。特筆すべきはそのカキのボリュームと鮮度で、日生のカキは鉄板の上で焼いてもすぐには縮まないのである。カキオコはカキが捕れる10月~3月末頃が時期とされるが、冷凍保存したカキを使い通年提供するお店もある。 旬 10月 11月 12月 1月 2月 3月...»
鳥取県との県境に位置する岡山県の蒜山地区で昭和30年代から親しまれる地元の味“ひるぜん焼そば”。当時、ジンギスカンや焼肉を自家製のタレで食べるブームが起こり、地元の食堂で味噌をベースにした秘伝のタレで焼きそばを作ったところ大評判を呼んだのが始まり。「秘伝のタレ」と呼ばれる各店で調合される濃厚で甘辛な味噌ダレを使い、親鶏のかしわ肉と蒜山高原で生産される高原キャベツが入る。もっちりとした麺にキャベツの歯ごたえが絶妙な一品だ。...»
どどめせは、炊き込みご飯に酢を混ぜた炊き込みずしで、岡山ばら寿司の元祖といわれている。起源は、鎌倉時代末期までさかのぼるといわれる。当時、町内に「備前福岡の市」の渡しがあり、高瀬舟の船頭の炊き込みご飯弁当に偶然どぶろく(にごり酒)がかかったものを食べたところ、たいそううまかったのが始まりだとか。そして、「どぶろくめし」が「どどめせ」となまって後世に伝えられ、「備前ばらずし」に発展したともいわれている。その味は、素朴な中に独特のまろやかな風味が生きている。...»
豆腐かす、ビールかす、酒かすを飼料にして丹念に育てられた、ジューシーな赤身がおいしい”備前牛”のもも肉からパテを作り、地元、岡山県備前産の新鮮な野菜と一緒にはさみ込んだ“備前バーガー”。特産品のいちじくを使ったデミグラスソースと、スイートチリマヨのダブルソースが絶妙で、“きんかん”のピクルスが味を引き締める。バンズにも、地元の備前米の米粉を使われており、地元産にとことんこだわり抜いたご当地バーガーだ。スタンダードな備前バーガーに、地玉子と本格厚切りベーコンを加えたスペシャルバーガーも要チェックだ。...»
ママカリは岡山地方の呼び方で、関東では「さっぱ」と呼ばれる、体長10~12センチくらいの平べったいニシン科の小魚。海流の流れが速い瀬戸内海下津井沖で、群れを作って回遊している。10~11月の秋祭りが開催される頃が旬となる。調理方法は、ママカリのウロコ、頭、内蔵をとったのち、軽く塩をふって1時間ほどおき、調味料を混ぜ合わせた二杯酢を作り、ママカリを半日から1日つけこむだけ。その味は、あまりのうまさに食がすすみ、つい食べすぎて隣家から飯(まま)を借りてまでもなお食べ続けたという話があるほどで、ママカリの名の由来といわれている。...»
2cmの幅・約1mの長さがある麺が特徴で、もっちりとした食感で食べ応え十分。円通寺で修行者が好んで食べていた良寛ゆかりの玉島名物である。創建年代等については不詳であるが、江戸時代に入り元禄11年(1698年)に徳翁良高禅師によって再興されて正徳年間(1711年~1716年)現在の寺号となった円通寺。江戸時代後期には歌人としても知られる僧良寛(1758年~1831年)がこの寺で20年ほど修行している。...»
牡蠣の三大産地の一つが岡山県。カキ養殖に適した環境で良質な牡蠣が育つ。牡蠣は別名「海のミルク」とも呼ばれ、蛋白質やカルシウム、亜鉛などのミネラル類をはじめ、さまざまな栄養素が多量に含まれている。どんな料理にも合う牡蠣だが、そんな牡蠣を鍋で頂くのが「かき鍋」。鍋の内側に味噌を土手のように塗り、その中でカキや豆腐、季節の野菜などを煮込んで頂く鍋料理。食べる直前に味噌の土手を崩しながら好みの味加減にする。...»
岡山を代表する料理「岡山ばら寿司」をベースに、「金烏城」とも呼ばれる岡山城をイメージした創作寿司。天守閣の黒い壁面を黒豆で表し、金色の瓦やしゃちほこを黄ニラと金箔を使って表現している。また、従来ばらずしに使われるサワラ、ママカリ、タコなどの瀬戸内の海の幸や山の幸は華やかな城内をイメージしている。見た目にもこだわった豪華な新名物である。岡山県鮨商生活衛生同業組合の職人さんたちの英知と、岡山の自慢の具材がたっぷり詰まった寿司だ。...»
“蒜山おこわ”は、岡山市真庭市北部、鳥取県との県境に位置する蒜山地方に伝わる郷土料理で、蒜山地方の祭りや祝い事には欠かせない一品。赤飯を炊くときに、間違ってちらし寿司の具を入れてしまい、せっかくなので小豆も入れて一緒に蒸したところ、非常においしいおこわができ上がったのが始まりだといわれている。各家庭ごとに入れる具材は異なるが、もち米に鶏肉、油揚げ、しいたけ、ごぼう、にんじん、小豆、栗、ぎんなんなどが定番で、蒜山周辺で採れる四季折々の山菜が加えられた豪華な内容が特徴。素材の旨みとしょうゆの風味が上品な五目おこわだ。...»
茹で上げたうどんに、様々な具材や薬味を乗せ、その上に少量のだし汁をかけたもの。麺・汁が温かいものと冷たいものが存在し、他地域のぶっかけうどんより具・薬味が多く、また乗せる具もバリエーションに富んでいるのが特長。各家庭それぞれのぶっかけうどんが存在するといわれている。汁に関しては、味が濃いのが特長。特に甘味が強く、蕎麦つゆの影響が強く伺える。また他地域ではおろし生姜が薬味として使用されるが、倉敷ではおろし山葵が使用される。(家庭・店舗によっては生姜も使用)これも蕎麦の影響と思われる。...»
古来より肉処である作州津山に伝わる郷土の味。厳選された牛肉を使い、添加物をいっさい使っていない。丹念に塩を揉みこみ、熟成を待ち、太陽と風を通して作られる。一品一品手作りで、太陽と風の贈り物。独特の香ばしさと歯ごたえが魅力である赤身の上モモ肉や、「さし」の入った旨みがしっかりとした特上のモモ肉、独特のコクと深みのある最上の旨みが口に広がる国産高級黒毛和牛などがある。調理済みで、開封してすぐ食べられるものもあり、手軽に干し肉を楽しめると地元岡山で大ヒットしている。...»
新鮮な海の幸と彩り豊かな旬の野菜を盛り合わせた郷土寿司。江戸時代、備前岡山の藩主池田光政候が質素倹約を奨励し、「食膳は一汁一菜にせよ」との倹約令を布告した。やむなく庶民たちは、たくさんの魚や野菜を混ぜ込んだ寿司飯を「一菜」とし、それに汁物を添えて、体裁を「一汁一菜」としたのが発祥だ。窮余の策からうまれたばらずしは、岡山ずしやまつりずしとも呼ばれ、現在ではお祭りや祝い事、来客の接待などにおけるハレの食として親しまれている。...»
どこの家庭でもお馴染みの“たまごかけごはん”で、町おこしを!と、美咲町では“たまごかけごはん”専門の店「食堂かめっち」をオープン!その日の朝にうまれたばかりの新鮮な卵、愛情込めて育てた“棚田米”、しょうゆをベースにした「しそ、のり、ねぎ」の3種のタレと、すべて地元産の食材にこだわって提供。器に地元の名産品の桜湖焼を使っているのも見逃せない。シンプルなだけに素材の良さが光り、コクと旨みのある卵と風味が豊かなタレ、ホクホクのご飯が相まった絶妙の味わいが楽しめる。...»
岡山県玉野市のご当地バーガーで、玉野市の「たま」と特産品である舌ビラメを地元では「ゲタ」と呼ぶことからその名がついた“たまげたバーガー”。瀬戸内海の新鮮な舌ビラメのミンチをパテに加え、バンズには玉野市産の紫いもが練りこまれている。弾力のある舌ビラメのパテはあっさりとした味わいで、特製のタルタルソースがその味を引き立てる。一緒にはさんだシャキシャキのレタスやチーズとの相性も抜群。たまげたバーガーは、地元の主婦の考案したもので、バーガーを皮切りに「たまげた」シリーズのラーメンや丼なども売り出している。...»
米子自動車道の蒜山(ひるぜん)高原サービスエリア(下り方面)のみで販売されている“ひるぜんバーガー”。表面の香ばしさとふわふわとした食感が楽しめるオリジナル配合のバンズにはさまれたパテは、食肉用のジャージー牛100%で、やわらかくさっぱりとした味わい。程良く効いたスパイスとベーコンがパテの味を引き立てている。スタンダードな“ひるぜんバーガー”のほか、テリヤキやチーズ入りも人気。平日は50食、土日は100食限定販売となっているので、食べたい方はお早めに。...»
玉野市名産のふっくら穴子を炒め、雑穀入りご飯を加えて混ぜ込み、甘辛い蒲焼のタレで炒めた焼きめし。トッピングのとろとろ温泉卵を絡めると、まさに絶品のおいしさ。一度食べると忘れられなくなる味だ。また、穴子にはビタミンAやビタミンEが豊富に含まれており、美肌効果も期待できる他、ウナギの半分以下の脂肪分で夏バテ予防にも最適。...»
大根を縦に4~6等分に切り、約1ヶ月干した「割干大根」を使用。または、縦に4等分して薄く小口切りにし、天日で干した「花切大根」を使用する。これらを、たっぷりの水で戻し(割干大根は戻したあとに薄く切る)、三杯酢に一昼夜漬ければ「はりはり漬」が完成する。大根のパリパリっとした歯ざわりが心地よく、白いご飯にはもちろん、酒のつまみにも最適な一品。干しえびや鷹の爪、ちりめんじゃこやわかめなどを入れても、また風味がまして美味。...»
全国一の生産量(平成20年産農産課調べ)を誇る岡山県特産の黄にら。一般的なにらと品種は同じだが、栽培法に特徴があり、もやしのように光を遮断する軟化栽培で育てられている。そのため、別名“にらもやし”とも呼ばれる。にらの中でも、黄にらは高級食材として中華料理に使われることが多い。一度食べると忘れられないというファンもいるほど、柔らかい食感とほのかな甘みが魅力的な食材だ。岡山に訪れる際は、“黄にらばら寿司”など地元でしか味わえない黄にら料理をぜひ堪能してほしい。...»
日本かぼちゃの代表品種で、昭和初期に「備前黒皮かぼちゃ」として栽培が始まり、同25年頃に最盛期を迎えた。 現在では、牛窓町で主に自家消費用として栽培しているのみだが、一部は地元青空市や商人へ出荷されている。 肉質はやや粗いが、粘質で食味は良く、調理した外観がきれいで味付けしやすいことから、日本料理には欠かせないといわれている。西洋種がほとんどを占める現在では、日本かぼちゃの代表として大変貴重な品種である。旬は7月~8月。 旬 7月 8月 ...»
岡山市南部の干拓地を中心に栽培されており、特に灘崎地区の全国ブランドである”備南の千両なす”。濃紫色で色つや良く、歯切れの良さと果肉の柔らかさが特徴で、高級料亭の食材として人気が高い。主要市場でも、トップクラスの品質と高い評価を受けている。岡山県で生産額の一番多い野菜”でもあるのだ。色、艶、果肉のしまり、揃い、全ての面で他県産をリードしていて、一本の木から約300個のナスを作り出すが、その一個のナスに農家は最低4回手をかける。このマメさが日本一の源である。10月~6月が旬。...»
蒜山(ひるぜん)高原は岡山県西北部にある標高450m以上の高原で、土は「黒ボコ」といわれる火山灰土壌で特に大根の栽培に適した地である。このような環境で栽培されている蒜山大根。旬は11月上旬~12月上旬。昼間は太陽光によって十分に光合成を行い栄養分を生成。そして、夜間の寒気を受けると野菜は自分を守ろうとして栄養を体内に蓄える働きを強めていく。こうして、”寒締め”と言われる効果を発揮した栄養価が高く食味の良い大根がつくられる。形・色つや・味の三拍子が見事にそろった名品である。 旬 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 ...»
茹でると繊維状にほどける不思議な南瓜。かぼちゃの仲間だが「金糸瓜」とも呼ばれ、俵型で長さ20~25cm、果重600~800g位で熟すれば外皮は鮮やかな黄色になる。外皮は堅く、肉質は淡黄色で、他の南瓜と異なり「そうめん」の様な細い繊維から成っている。輪切りにして20分位ゆでると、内部より素麺状の繊維がそのままほぐれ、これを冷水に浸し三杯酢などで味をつけ食す。また、あっさり味なのでサラダでシャキシャキの食感を楽しんだり、焼き物、揚げ物にもいい。旬は6月~9月。 旬 6月 7月 8月 9月 ...»
岡山の黒まめは県中北部で主に栽培されていて、大粒で味が良く、バランスのとれた栄養素が含まれている。煮豆にすると、見栄えや風味の良さ、なめらかな舌触りで最高の食材とされ、お正月のおせち料理にはかかせない逸品である。県は、水田転作作物として県北東部の英田郡に「丹波黒」という品種名の黒大豆を導入。栽培方法や品質、流通面などの課題を改善し、栽培は隣接する地域へと普及した。以来、県内各地域で作られるようになり、平成8年には県北東部の勝英地域で生産される黒大豆を『作州黒』としてブランド化するまでになった。...»
岡山県の桃の中でも最も広く作られているのは「白桃」。白桃は上海水蜜を改良し、明治34年に誕生した品種で、ほかの生産地では見られない白さときめ細やかさ、口あたりで岡山の名産になった。一番の特長は、その上品なまでの白さ。この白さの秘密は、岡山ならではの袋掛栽培である。太陽の光を直接浴びない桃は赤く色づかず、透き通るように白くてなめらかな口あたりとなる。また、桃を傷つける風や雨、虫などからも桃を守り、より美しい桃が育つ。旬は7月中旬~8月中旬。「日川白鳳」「はなよめ」「白鳳」「清水白桃」等がある。 旬 7月 8月 加納岩白桃 浅間白桃の枝変わりとして見つかった早生桃の一つで、果汁が豊富...»
日本一のピオーネの産地岡山県。「巨峰」と「カノンホールマスカット」を交配して生み出された和製の葡萄で、芳香のある濃い紫色をした大粒の果粒は、歯触りが良く、甘い果汁がたっぷり。適度に酸味もある。その豊潤な味わいで、葡萄の人気品種の一つとなっている。旬は8月~10月。「ピオーネ」とはイタリア語で開拓者という意味。現在では、種なしピオーネを「ニューピオーネ」として販売している。粒は20gを超すものもある大粒で、糖度は16度以上と甘く、香りも抜群に良い。 旬 7月 8月 9月 10月 ...»
清水白桃は、味・香り・姿ともに日本一といわれる岡山の白桃の中で、頂点中の頂点に立つ最高品種の白桃。甘い華やかな香りと、透き通るほど白く美しい肌。「桃の女王」と呼ばれる通り、格別の気品に溢れた最高級の桃、それが清水白桃なのだ。しかもこの清水白桃が味わえるのは、毎年7月下旬からの約10日間限り。 旬 7月 ...»
日本一の生産量(全国生産量の90%を生産)を誇る、岡山の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。岡山県を代表する特産品となっている。岡山は果物王国として知られるが、なかでも、マスカット・オブ・アレキサンドリアのエメラルドグリーン色の美しい姿と芳醇で濃密な味わいはまさに果物の女王の名にふさわしい。旬は4月~11月。もともと日本での栽培は困難であったが、先人による幾多の試行錯誤、ガラス室の採用、温暖・多照・少雨の瀬戸内気候が適し、多くの人々が栽培技術の研究・向上を重ね現在に至るのである。 旬 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 ...»
餌となる植物プランクトンが多い等の牡蠣養殖に適した自然環境で、高品質の牡蠣が育つことから、全国でもトップクラスの生産量を誇る「おかやま牡蠣」。朝獲れの新鮮な”おかやま牡蠣”は、潮どおしの良い、清浄な海域ですべて養殖されている。また、適切な漁場利用と衛生面に配慮した品質管理の徹底に努めるとともに、生産終了後は海底清掃を行うなど漁場環境の保全にも配慮。牡蠣は美味なうえに栄養満点、いろいろな料理で楽しめる。旬は1月~2月。 旬 1月 2月 ...»
”ママカリ”とは瀬戸内海周辺地域での呼び名で、一般的には”サッパ”と呼ばれるニシン科の小魚だ。ママカリという名前は、おいしすぎて自宅のご飯だけでは足りず、隣の家から飯(まま)を借りてきてでも食べたいというユニークな由来があるようだ。小さな割に油が多く、青魚特有の臭みが少ないという特徴を持つ。頭とはらわたを落とした状態での酢締めが全国的に有名だが、素焼きにしたものを醤油につけたり、唐揚げなどにしてもおいしい。また、頭と尾をつけたまま開き、中骨をとって作られる姿寿司も人気だ。...»
岡山県の南西部に位置し、瀬戸内海に面した寄島町(浅口市)は、海の幸に恵まれた土地として有名。その中でもワタリガニの一種である“ガザミ”は、町の特産品だ。脱皮をするオスは夏でも美味だが、メスの濃厚なミソや内子を楽しむなら秋から冬がおすすめ。シンプルに塩水でゆでて味わうと、プリッとした弾力とガザミのおいしさがダイレクトに楽しめる。その他、みそ汁にしてガザミの旨味を丸ごと楽しむのもよし、香ばしく焼いて身のジューシーな味わいを堪能するのもおいしい。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»
腹の幅が狭いことから狭腹(さはら)が語源である。若魚である狭腰(さごし)から成長に伴って呼び名が変わる「出世魚」。春を告げるように産卵のために瀬戸内海に入ってきて、冬に瀬戸内海から外洋へ出て行く。岡山県では、真子や白子と一緒に食べる文化があることから、5月頃が旬とされる。味は淡泊でくせがなく、身質は軟らか。料理方法は刺身、塩焼き、煮付け、照り焼き、吸物、酢の物、味噌漬け等、卵は白子、真子とあり白子は吸物、真子は煮付けに。また岡山寿司にも。さわらは岡山の郷土料理に欠かせない食材なのだ。 旬 3月 4月 5月 ...»
岡山でゲタといえば、シタビラメのこと。もともとは庶民の魚として愛されていたが、岡山県漁業協同組合連合会は価値向上を目的にネーミングを一新!ヨーロッパのドーバー海峡で獲れるシタビラメは“ドーバーソール”、それなら岡山で獲れるものは“おかやまソール”ということで、この名が付いた。都内高級レストランや県産品展への出店などに力を入れ、高級ブランド魚として全国的に広めていくとのこと。フランス料理のようにムニエルにしたり、煮つけや唐揚げなどでおいしく食べられる。...»
おもに味噌や甘酒、麹製品を製造している、笹埜商店。明治28年の創業以来、一子相伝で伝えられてきた伝統の技で仕上げられた甘酒は、地元赤磐産の米だけを使用。中でも人気商品の「清水白桃あまざけ」は、清水白桃の完熟果汁を贅沢に加え、清水白桃の華やかな香りと上品な甘さ、とろけるような飲み口が味わえる。同様に「マスカット・オブ・アレキサンドリアあまざけ」は、葡萄の女王、マスカット・オブ・アレキサンドリアの完熟果汁をたっぷり使用し、甘酒の懐かしい甘さと香りを残しつつ、マスカットの上品な香りと爽やかな甘みが楽しめる。ともに無添加、ノンアルコール。...»
2006年に醸造開始した吉備土手下麦酒醸造所の、麦芽、大麦、ホップだけで作る地発泡酒。「街角の豆腐屋さん」のような感覚で、出来たてをそのまま飲めるような、地元に身近な存在でありたいと、願いながら日々製造しているという。種類は、甘みとうまさのバランスが良い「御崎(おんざきミディアム)」、コクとうまみが強い「天計(ヘヴィー)」、ハーブのような香りを持った麦を原料にした、女性にも気軽にのめる「黒麦酒吉備の烏(からす)」が定番。その他、期間限定の果実麦酒「魔女の物語」や、お米を使った“どぶろく麦酒”もある。...»
中国地方では一番最初に地ビールの醸造を始めたという岡山県の「宮下酒造株式会社」造られている地ビール。生きた酵母を使って造られるドイツタイプの地ビールで“ピルスナー”、“デュンケル”、“シュバルツ”、“ボック”、“ヴァイツェン”といった豊富な種類のレギュラービールを提供しているだけでなく、様々な人に地ビールのおいしさを知って欲しいという思いから、岡山県の特産であるフルーツや紫いもを使ったビールや、チョコレート風味を加えたものなど、様々な期間限定ビールも造っている。 “スパークリングビール”は、シャンパン酵母で造られた珍しいビールで、「Japan Craft Beer Selection 201...»
利守酒造は、岡山県赤磐市(旧・軽部村)に位置する、1868年創業の酒蔵。特別に醸した純米酒と国産の梅のみで仕込んだ無添加・無糖の梅酒「じゅんまいうめざけ」。岡山県南東に位置する軽部産・雄町米で作られた純米酒を仕込み酒とし、梅酒に最適の品種といわれる岡山県産「鴬宿梅」を使用。これを丁寧に手洗いし、丹念にヘタを取り除き、純米酒に漬け込み、砂糖を全く使わず、じっくりと約1年の時間をかけて梅エキスを抽出。この地道な作業により、こだわりの梅酒が生まれたという。色は濃く輝きがあり、爽やかな梅の香り、口に含むと米本来のまろやかな甘み、うまみとコクが感じられ、すっきりしたのど越し、後味の爽やかさがいつまでも持...»
利守酒造は、岡山県赤磐市(旧・軽部村)に位置する、1868年創業の酒蔵。梅酒用として特別に作られた純米酒を使って仕込まれた「さけひとすじ 辛口・純梅酒」。一般的な梅酒よりも甘さを抑え辛口に仕上げることで、のど越しの良い、すっきりとしたさわやかな飲み口を楽しめる。さらに「さけひとすじ 辛口・純梅酒」は使用する梅も国産梅にこだわり、ひとつひとつの洗い、ヘタとり等の加工を手作業で行い厳選しものだけを使用し、梅本来の風味を存分に堪能できる仕上がりになっているので、誰にでも楽しめるお勧めの一本だ。...»
「ヤマブドウ」は日本固有のものだが、西日本では珍しい野生のぶどうのひとつ。栽培そのものや醸造が難しいとしていわれているが、蒜山高原では自生していた1000本余りのぶどうの中からたった3本の木を選抜、栽培をスタートさせたという。ここ、ひるぜんワイナリーでは、そのやまぶどうを贅沢に使用。日照時間が長いなど気候の違いから北の地方のものよりも甘みが強く、野性味をしっかり残しながらも上品な味わいが楽しめるのが特徴だ。四半世紀以上ワイン作りひと筋に励む姿勢は今も変わらない。 ひるぜんワイナリーには、ワイン醸造施設にショップとカフェを併設。ショップ 「コアニエ」では自社ワインやコンフィチュールなど、選りす...»
江戸時代の元禄元年(1688)頃、酒造りを開始した室町酒造。地元、赤磐産の契約栽培青梅(古城梅)を、雄町米の酒に1年以上漬け込んだ黄金色に輝く贅沢な梅酒。“使用する素材はどの酒と相性がいいのか”果実の風味を残すにはどうしたらいいのか”糖度はどれくらいにするのか”など完成までにさまざまな試行錯誤を繰り返し、3年以上を要してようやくできあがったという。梅の果実の旨味が凝縮し、甘みとほのかな酸味と芳醇な香りを楽しめるこのお酒、2009年度B.T.I(北米で最大の種類コンテスト)にて金賞を受賞。ぜひお試しを。...»
「御前酒 蔵元 辻本店」は文化元年(1804年)に創業。当初は美作勝山藩の御用達として「御膳酒」の銘を受け、一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていた。また、蔵元は昔から「うまさけの国」と呼ばれた美作(岡山県北の旧国名)の地にあり、寒冷な気候、優れた酒米と水といった酒造りに適した条件に恵まれています。 GOZENSHU 9(NINE)は、天然の乳酸菌を使った古代の製法である「菩提もと」を蘇らせ、岡山が誇る貴重な酒米「雄町」の豊かな旨味に爽やかな酸味を加えたお酒です。和食だけでなく、洋食にも良く合います。 「菩提もと」づくりは、さまざまな清酒製法のルーツとされています。この製法の特徴は、「そやし...»
明治40年(1907年)、初代渡辺捨吉が下道穂井田村(現在の倉敷市)で酒造りを初めたという県内でも老舗の酒蔵ヨイキゲン。その一番人気の酒が「純米 雄町 碧天」だ。水は高梁川の伏流水を使用、心白(米粒の中のでんぷん質)が大きく、柔らかい雄町米だけを自家精米し、じっくりと低温発酵を醸している。グレープフルーツなどの柑橘系の果実香に熟成香がプラスされ、厚みのある落ち着いた香りに、しっかりとしたうまみとアルコールの強さが印象的な味わいだ。焼き鳥、鰻のかば焼きなどとの相性が抜群。軽く冷やしても、ぬる癇、熱燗でもうまい。...»
岡山で古くから親しまれている銘菓“調布”を、現代風にアレンジし、チョコレート味にしたものが“ちょこちょふ”である。創業明治14年の老舗菓子屋「山脇山月堂」が考案した、岡山の新しい銘菓として注目を集めている。調布がやわらかな求肥(ぎゅうひ)をカステラ生地で包んでいるのに対し、“ちょこちょふ”はチョコもちをチョコクレープで包んだチョコづくしのスイーツ。チョコレートの濃厚な味わいと豊かな風味が楽しめ、甘さは控えめで和風に仕上げている。しっとり&モチモチの食感も良い。...»
明治14年創業、今も岡山銘菓の味を大切に守り続ける老舗、山脇山月堂。銘菓きびだんごを明治40年には明治天皇に、昭和5年には昭和天皇に献上するなど、今もその伝統は受け継がれている。岡山で最も有名な昔話、桃太郎をモチーフに作られた「桃太郎伝説」は、国産きなこが香ばしく香るきびだんご3個が串刺しになっていて、ふわふわと柔らかく、あっさりと上品な甘さ。パクッとひと口で食べやすく、個別包装してあるので、大人数に配るお土産としても最適だ。全国菓子大博覧会で栄誉大賞を受賞。...»
明治10年の創業以来、倉敷の名物として受け継がれた、橘香堂のむらすゞめ。うみたての新鮮な卵と小麦粉を混ぜあわせた生地を、クレープ風に丸く焼き上げた外皮に、厳選した北海道産あずきで作った粒あんをたっぷりと詰め込んだお菓子が”むらすゞめ”だ。色は稲穂の様な黄金色を、形は稲穂に群がる「すずめ」の様子を模しており、その発祥は、すずめが稲穂に群がるぐらいの豊作になるように、という願いから「むらがるすずめ・・・むらすずめ」と名づけられたという。職人技で焼き上げられた生地は、口のなかであんと溶け合い、上品な甘さが堪能できる逸品だ。...»
日本人なら誰でも知っている昔話「桃太郎」に登場することでも知られる”きびだんご”。岡山県を代表する銘菓にもなっており、観光客のおみやげとして人気がある和菓子だ。きびだんごは、穀物の一種であるきび(黍)をひいた”きび粉”に、もち米、砂糖をあわせた求肥(ぎゅうひ)で作られるのが基本だ。明治14年創業、今も岡山銘菓の味を大切に守り続ける老舗、山脇山月堂の「きびだんご」は、味付けのバリエーションが豊富。きな粉をまぶしたものや、チョコを練りこんだ団子生地でチョコレートを包んだもの、岡山の特産品でもある”マスカット”で味を加えたものなど、様々な味わいが楽しめる。...»
濃厚で栄養分豊富なジャージー牛乳の産地、真庭市蒜山地方の新鮮な牛乳をたっぷりと使用し、その豊かな味わいを損なわないよう、余計なものは加えずにしぼったまま(無調整・無均質)の牛乳で作られたなめらかでコクのあるヨーグルト。口の中に広がるやわらかな甘みが特徴。封を開けた時に表面に浮かぶ黄金色のクリーム層。これは、牛乳本来の味をできるだけ自然な形でお届けするため、新鮮なジャージー生乳をそのまま殺菌、発酵させた際にできるもの。おいしさ、濃さ、ナチュラルヨーグルトの証なのだ。...»
1957年(昭和32年)に創業した岡山県の老舗菓子店「白十字」。鮮度と安全性にこだわった厳選素材で和洋様々なスイーツを販売している、地元民にはお馴染みのお店だ。そのお店の商品の中でも、「子供の頃に大好きだったおやつ」という声が多いのが“ワッフル”。10~5月の季節限定のスイーツで、ハチミツの風味が効いたふわふわの皮に、クリーミーなカスタードをサンドしてある。昔から変わらぬ製法で作り上げており、控えめな甘さで優しい味わいは、顔が思わずほころぶおいしさ。お手頃価格も魅力のひとつだ。...»
岡山といえば昔話の「桃太郎」…その物語に登場するきび団子をモチーフに、田楽風に型どられた「きび田楽」。昭和52年に第19回全国菓子博覧会で内閣総理大臣賞を受賞したこともある県内の銘菓でもある。甘さは控えめで、柔らかいがしっかりとした歯ごたえの餅の中には、香ばしいくるみがたっぷり入り、きな粉で包みこまれた懐かしい味わい。ひとつひとつ個別に包装されているので、ひと口サイズでパクッと食べられるし、お土産として配るのも便利。ほかには抹茶味もある。...»
白玉粉や餅粉を練り、そこに砂糖などを加えて作られるのが求肥。その求肥をカステラ生地を長方形に通常よりも硬めに焼いた薄皮で包み上げた和菓子が岡山銘菓の調布だ。同様の製法で、皮を鮎に見立てた「若鮎」は全国的に有名だが、調布はそのルーツとされている。江戸時代末期に現在の倉敷市出身の和菓子職人・間野与平によって考案された。名前は租庸調の調として納めた布を意味する「調布」に由来し、菓子の形状が「調布」に似ていたことから名付けられた。 特徴的なのはもち米をベースにした、求肥のもちっとした食感と甘み。香ばしいカステラ生地に包まれることで、その味は一層引き立てられる。日常の茶菓子としてはもちろん、観光客の土...»
「桃太郎トマト」といえば、トマトの中でも最も有名な品種。すっきりした酸味と甘みがあって、ずっしりと重く、完熟しても皮、果肉がしっかりしているので日持ちがよいのが特徴だ。その桃太郎マトを丸ごと使用したのが「でざあととまと」。岡山県高梁市川上町の 三宅農園が有機質肥料中心とした特別栽培で育てた最高ランクのものを使用、トマト自身の風味を生かしたゼリーに仕上げている。夏場に食欲がなくなったときでもこれならつるりと口に運ぶことができそうだ。無着色、無香料。...»
大手まんぢゅうの歴史は古く、大手まんぢゅうを製造している菓子舗・大手饅頭 伊部屋の創業が江戸時代の天保8年(1837年)。岡山城の大手門付近にお店があったため、この名前がつけられたという。備前藩主、池田侯から特に寵愛を受け、お茶会の席には必ず伊部焼の茶器とともに愛用されてきた、伝統のあるお菓子である。昔から伝えられた酒饅頭の基本製法で作られており、餡の黒色が透けて見える薄皮で、甘酒のコクが餡の甘さとほどよく調和し、優しく、風味が豊かなところが特徴。 皮はまず備前米を材料として糀(こうじ)から作り、もち米などを加えて日数をかけながら甘酒とし、これに小麦粉を混ぜて発酵させて生地としている。一方で...»
藤戸町に本店を構える和菓子屋”藤戸饅頭本舗”で販売される土産菓子“藤戸饅頭”。むらすずめと並ぶ倉敷市の歴史ある銘菓として有名。 元禄の頃までは、「藤戸寺」の境内にあった茶店で販売されていたまんじゅうで、その後改良が加えられ、江戸末期に「甘酒を加えた薄皮でこしあんを包んで蒸す」という現在の形になったそうだ。地元の麹を使った酒粕をしぼった甘酒を小麦粉と混ぜ合わせ作った薄皮でこしあんを包み球状にし、蒸している。甘さを抑えたほっこりしたあんと薄皮は、ほんのり甘酒が香り、何個でも食べられる飽きのこない味。リーズナブルな値段も嬉しい。店頭では、パッケージの代わりに竹皮で包むサービスも行っており、趣たっぷり...»
明治元年(1764年)創業の古見屋羊羹が製造する銘菓・土産菓子。250年以上という長きにわたり、受け継がれてきた古見屋羊羹の味わいは今も変わらない。1300年ごろから昭和の始めまで、県内の三大清流で豊穣の山海の幸を運搬するために使用された高瀬舟(水深の浅い河川を航行するために、吃水が浅く作られた小舟)をイメージして作られたのが、人気商品の高瀬舟羊羹だ。小豆は北海道の襟裳種、水は落合の山麓から湧き出た天然水を使用。2時間あまり小豆を煮つめて生餡をつくり、寒天、砂糖にその生餡を加えるという、創業当時と同じ製法で伝統の味を守り続けているという。紙製の容器に、一口大の羊羹が入っている。表面が薄く糖化し...»
岡山県内に多くの店を構え、老若男女に愛される有名菓子店「白十字」。和洋様々なスイーツを取り扱うお店だが、中でも店の定番として根強い支持を得ているのが”バターケーキ”。北海道産のフレッシュバター、クセのないレンゲハチミツ、新鮮な卵など、厳選した食材のみを使用し、シュガーバッター法(砂糖とバターを混ぜ合わせた後、卵と小麦粉を加える製法)でバターの風味を生かし、ふんわりと焼き上げている。ケーキ上にまぶされた砂糖とトッピングされたパイナップルの程よい酸味が、ケーキの風味を引き立て、後味もさわやかに仕上がっている。...»
子供の頃から必ず読み聞かされた「桃太郎」の物語。桃太郎といえば“きびだんご”だが、県内に数あるきびだんごの中でも、一度食べたら忘れられないのが、「岡山夢菓匠 敷島堂」のマスカットきびだんごだ。国内産のもち米ときび粉を原料としたマスカット色の小さくて柔らかい団子(お餅)は、ひと口サイズで歯切れがいい。中には岡山特産のマスカットの果蜜が入っていて、口の中でマスカットのフルーティーな蜜の甘酸っぱさが広がる、さわやかな餅菓子。...»
岡山県の4つの特産品がまとめて味わえる「御菓子処 清風庵」のロールケーキ。吉備団子を蒜山高原ジャージー乳を練りこんだスポンジ生地で巻き込み、清水白桃の果実を入れたプレザーブジャムを間に挟み、ロールケーキの表面に美作産丹波種黒大豆の黒甘納豆を散らしている。おみやげ用「おかやまロール」のクリームには日持ちするバタークリームが使われているが、現地にあるお店によっては、バタークリームの代わりに生クリームを使ってカット販売を行っているところもある。...»
大正元年創業の老舗の和菓子屋「菓子処ひらい」の薯蕷饅頭。「子供の純真な心こそ本当の仏の心」…と解釈し、隠れんぼや手毬(てまり)をして子供たちと一緒に遊んだという良寛和尚。そんな優しい良寛和尚の姿になぞらえて、手毬をモチーフに倉敷の土産菓子として作られたのが「良寛てまり」だ。 つくね芋をすりおろし、うるち米を洗ってから乾燥させ粉にした目の細かい薯蕷粉と、こだわりの岡山県産の米粉と練り合わせ、蒸し上げて作った皮の薯蕷饅頭。中に厳選した北海道産の小豆を使用した特製のこし餡と、風味豊かな極軟栗をゆっくりと煮詰めた甘露煮の極軟栗煮を一粒まるごと包みこんでいる。口に運ぶとやさしい口当たりで、かわと餡、栗...»
つるの玉子は、「つるの玉子本舗 下山松壽軒(しもやましょうじゅけん)」の初代 下山治四郎が明治20年頃に岡山後楽園の鶴を眺めているうち、その頃最先端の食材であったマシュマロを用いた当時としてはとても珍しい和洋折衷のお菓子として考えられたもので、一世を風靡した。戦争でたくさんのお菓子職人を失ったが、子供の頃からお菓子作りを学んでいた二代目により、その味が復活。今に伝えられているという、岡山を代表する銘菓。外はふわふわと柔らかいマシュマロで、中にはそれより少し硬めの黄身あんを入れ、卵に見立てたもので、その独特の食感と優しい味が楽しめる。...»
大正浪漫を代表する詩人画家、竹久夢二。生誕の地、岡山県邑久町に創業した敷島堂は郷土の生んだ偉大な作家を誇りに思い、社名に『竹久夢二本舗』を冠にしたという。その名前を付けた銘菓『夢二』は敷島堂を代表する和菓子。 風味豊かな北海道産の2種類のバターに、ミルクをたっぷり加え、丁寧に炊き上げた白餡を、ほのかにミルクが香るしっとりと焼いた生地で包んでいる。口の中で溶けるようななめらかな舌ざわりで、上品な甘さがお口の中で広がる。...»
岡山県民の人気B級グルメのひとつ、えびめし。特製のウスターソースとデミグラスソースをべースにしたえびめしソースを、しっかりと炒めたフリーズドライのエビ、玉ねぎを絡めたピラフのようなもの。見た目は味の濃い印象があるが、食べてみると意外とサッパリ。香ばしく、コクのある味わいがきっとくせになるはずだ。トッピングは錦糸卵をのせ、キャベツの千切りやコールスローを添えるのが県民風一般的な食べ方だそう。ぜひ自宅で“岡山気分”を味わおう。...»
岡山県津山で開発された“津山ロール”は、農家とお菓子屋が一体となり、豊かな自然と肥大な土地をいかした新しいご当地スイーツだ。津山産の小麦粉“ふくほのか”を100%使用した生地は、口当たりが良いしっとりとした食感で、中に入っているフルーツや野菜もすべてが津山の特産物。「作州黒豆&蒜山ジャージー牛乳」「桜&葉の塩漬け&あん」など、店ごとに工夫が施されており、食べ比べも楽しめる。賞味期限1週間と日持ちするのでおみやげとしても最適。地元の和洋菓子店8店で購入することができる。...»
明治時代に米酢屋として創業した河野酢味噌製造工場は、真庭唯一の食酢蔵。この優しい紅色をした紅酢は、創業より途切れることなく湧き上がる天然地下水と米は酒米と古来より使われている紅麹を使用。発酵期間6ヶ月、熟成9ヶ月の昔ながらの静置発酵法で、手間を惜しまない製品作りを続けている。酢に含まれる18種類のアミノ酸の中にはGABAが含まれている。また、アントシアニンも含まれており、体にも優しい。口に含むとまろやかで、ムレ香が少なく、調理用としてももちろんだが、黒砂糖やジュースで薄めれば日常のドリンクとしても楽しめる。...»
瀬戸内近海は国内でも有数の味の宝庫。その中で昔ながらの独特な製法で作られているのが塩むし桜鯛だ。まず漁場より直送された天然の真鯛を藁を編んでつくった菰(こも)に桜鯛を包み込む。塩を敷き詰めた塩竃に100度以上に熱された塩水を注ぎ、全体を一気に熱してうまみをギュッと閉じ込める。塩水は流され、真鯛の上に残るのは100度の塩のみ。その後、一度温めると冷めにくいという塩の性質をいかし、約2時間、塩の余熱のみで蒸し焼きにされるのだ。鱗がついているので、塩に埋めても身の中に入る塩味はわずか。じわじわと熱が伝わることで繊維質を壊さず、フワッとした身の柔らかさとシコシコとした歯ごたえを楽しむことができる。鱗で...»
人気のフレーバーティーだが、一般に販売されているものは、香りが強すぎたり、人工的な感じがして敬遠されがち。そこで生まれたのが、この引両紋のフレーバーティー「紋果」だ。本物の果実の香りが加われば、お茶本来の味と美味しさを楽しめるのはと考えた紋果の社長が試行錯誤し、“本物の味”にたどり着いたという。岡山特産の黄金桃のフリーズドライが入ったこのお茶は、ほうじ茶本来の香ばしくて飲みやすい上、ほのかな桃の甘酸っぱさが加わり、爽やかな味に仕上がっている。どんな料理やスイーツのも最適な味わいだ。...»
岡山県のお茶栽培は栽培面積約150haと全国的には非常に小さな産地。しかし肥沃な土壌と、朝の冷え込み、昼の麗らかな陽光、谷あいを流れる清流の朝霧が茶園に流れ、良質茶の産地に適した環境を生み出している。中でも美作町海田地区にある海田園黒坂製茶では、茶葉の成長に重要な土を作ることにこだわり、自ら畑でのお茶の栽培・摘み取り、工場での製茶作業をすすめている。お茶の種類は岡山茶、上煎茶、旨味緑茶、玄米茶、ほうじ茶など多種に及ぶ。口に運ぶとその香ばしい香り、自然の甘み、深みのある滋味を実感できるはずだ。...»
希少な日本ミツバチがつくり出した100%ピュアな天然ハチミツ。日本ミツバチの蜂蜜は、習性により生産量がとても少ないことから幻の蜜蜂と呼ばれています。日本ミツバチは巣の周囲の様々な木や草花から蜜を集めてきます。そのため色々な花の蜜がブレンドされているので「百花蜜」と呼ばれます。コクと深みがあり、風味がとても豊かです。...»
美しい田園風景と恵まれた自然に囲まれた鏡野町。この地で、「子供の頃に昔おばあちゃんが作ってくれた懐かしのカレー」をヒントに誕生した“かがみの田舎カレー”が、今、ご当地B級グルメとして人気を博している。大きめにカットされた鶏肉、里芋、ゴボウ、こんにゃくなどの具材は、ゴロゴロとした食感が楽しめ、食べ応え満点。隠し味の地元産の味噌で、まろやかな味に仕上がっており、素朴で深みのある味は、初めて食べてもなぜか懐かしさが感じられる。レトルトパックもあり、こちらはお土産におすすめだ。...»
創業110年のカツマル醤油は、鎌倉期より京都東寺の荘園として栄え、長い歴史と豊かな自然の恵みに抱かれた街、 新見にある。昔ながらの味わいある醤油として、評判のこの“昔しょうゆ”は、丸大豆と小麦、食塩のみを使い、1年かけじっくりと自然に完熟させ、そのもろみを絞って熱殺菌後、瓶詰にしているという。昔なつかしい赤みがかった色あい、深い香りとコク。濃口醤油として、肉じゃが、てり焼きなど、どんな料理も選ばない万能醤油として使用したい。パッケージもレトロなデザインでお土産に最適だ。...»
瀬戸内海は古くから漁業が盛んだが、中でも漁獲量が多く、代表的なのがあなご。もともと年中獲れる魚だが、旬は梅雨や秋ごろが旬で特においしさが増すという。こんがり焼かれたあなごは、脂がのり、ふっくらとした身だけでなく骨や皮まで柔らかく食べやすい。またビタミンAが豊富で栄養価の高さでも人気がある魚だ。適当な大きさに切って、にぎり寿司や巻き寿司に。またご飯の上にのせてたれをかけたあなご丼や茶わん蒸し、酢の物などに添えてもおいしい。...»
岡山で知られる、そしてタコ通にも人気のある瀬戸内海産真蛸を使用したたこ飯の素です。このタコは身がしっかりしていてシコシコとした食感が楽しめ、甘味があり柔らかく、磯の香りも豊かです。 水を加える必要がないため、水加減の心配もありません。瀬戸内海産マダコがたっぷりと使われており、うまみもアップしています。 この商品は、岡山県の老舗メーカー「サンキ商会」が50年の歴史を持つ吟選ブランド「瀬戸乃屋」として提供されています。...»
吉備路は、岡山県に広がる地域の通称であり、岡山市北西部から総社市にかけての一帯を指します。このエリアは歴史的な遺跡や自然景観が豊富で、観光地として広く知られています。吉備路のエリアには、倉敷市の一部となっている真備町や庄の北部も含まれることがあります。 吉備路自転車道 吉備路の一帯には広大な田園地帯が広がっており、その中を通る自転車専用道「吉備路自転車道」は、岡山市から総社市までの観光地を自転車で巡ることができるルートとして人気です。毎年開催される「そうじゃ吉備路マラソン」では、吉備路の史跡を巡るコースが設定され、多くの参加者を集めています。2012年の大会には15,223人の参加者が集ま...»
たけべの森公園は、岡山市北区建部町田地子に位置する自然豊かな公園です。この公園は、四季折々の美しい風景と、さまざまなアクティビティが楽しめることから、地元の人々だけでなく観光客にも人気のスポットとなっています。 多彩な施設とアクティビティ たけべの森公園内には、BMXコースや芝生広場、パターゴルフコース、レジャープール、オートキャンプ場など、多彩な施設が整備されています。特に、春の桜や初夏のアジサイ、夏のキャンプやプール、秋の紅葉狩りなど、季節ごとに異なる楽しみ方ができることが魅力です。桜の名木園には約100種類、1万5千本もの桜があり、3月下旬から4月下旬までの長い期間にわたって楽しむこ...»
岡山市半田山植物園は、岡山県岡山市北区に位置する植物園で、1964年5月に開園しました。11万平方メートルにわたる園内には約3,200種、15万本の植物が四季折々に咲き誇り、植物観賞やレクリエーション、憩いの場として多くの人々に親しまれています。園内には、文化財でもある一本松古墳や明治時代に作られた配水池などの歴史的施設も点在しています。 岡山市半田山植物園の施設と見所 植物園内の主要施設 半田山植物園には、訪れる人々を魅了するさまざまな施設があります。以下は、主な施設の概要です: 植物園会館 - 植物園の中心施設で、訪問者の案内やイベント情報を提供しています。 芝生広場 - ピ...»
宗忠神社は、黒住教の教祖である黒住宗忠を祀る神社です。この神社は、京都と岡山にそれぞれ鎮座しており、それぞれの地域で信仰を集めています。京都の宗忠神社は「神楽岡宗忠神社」とも呼ばれ、岡山の宗忠神社は「大元神社」とも称されています。 京都の宗忠神社 概要と歴史 京都府京都市左京区にある京都の宗忠神社は、黒住宗忠を祀る神社として文久2年(1862年)に創建されました。創建にあたっては、宗忠の門人である赤木忠春らが吉田神社から社地の一部を譲り受けたことが始まりです。慶応元年(1865年)には朝廷の勅願所とされ、皇室や公家から篤い崇敬を受けました。 本殿とその他の社 現在の流造(ながれづくり...»
岡山シティミュージアムは、岡山県岡山市北区に位置する岡山市立の博物館で、リットシティビル内にあります。この博物館は、岡山市の歴史や現在の姿を記録・展示し、次世代に引き継ぐことを目的として設立されました。 開館の背景 2005年に「岡山市デジタルミュージアム」として開館したこの博物館は、岡山駅西口に再開発されたリットシティビルの南棟4階・5階に位置しています。開館以来、岡山市に関する多様な歴史や文化を展示し、市民や観光客に親しまれています。 施設の構成と展示内容 4階の施設 4階には企画展示室や講義室があり、さまざまなテーマに基づいた企画展が定期的に開催されています。これらの企画展は、...»
龍泉寺は、岡山市北区下足守に位置する日蓮宗最上教総本山の寺院で、特に木村武山による仏画で知られています。この寺院は、奈良時代の天平勝宝年間(749〜757年)に報恩大師によって創建されたと伝えられており、古来より磐座(いわくら)信仰の霊地として、また修験道の修行場として多くの信仰を集めてきました。 寺院の歴史と発展 龍泉寺は、江戸時代には天台宗の寺院でしたが、備中高松領主の花房氏の影響で日蓮宗に改宗しました。その後、明治時代初期に承進院日護聖人によって再興され、昭和26年(1951年)には日蓮宗最上教派の本山となり、「最上本山 御瀧 龍泉寺」と改められました。現在の建築や石垣のほとんどは、...»
岡山県立博物館は、岡山県岡山市北区にある後楽園外苑に位置する博物館です。1971年(昭和46年)8月に岡山県政100周年を記念して開館し、現在の岡山県域を中心に古代の吉備国をはじめとした文化遺産を収集・保存し、その代表的な遺産を展示しています。収蔵品には国宝や国の重要文化財が含まれ、岡山の歴史と文化を後世に伝える重要な施設です。 博物館の設立と目的 岡山県立博物館は、古代の吉備国を中心とした岡山県の文化遺産を保存し、展示することを目的に設立されました。博物館の収蔵品には、平安時代からの鎧や刀剣、考古資料などが含まれており、これらの文化財を通じて岡山の歴史と文化を深く理解することができます。...»
林原美術館は、岡山県岡山市北区の岡山城址に位置する岡山県の登録博物館です。一般財団法人林原美術館によって運営されており、2024年現在、長瀬玲二が代表理事を、谷一尚が館長を務めています。 創設の経緯と歴史 林原美術館は、実業家である林原一郎氏(1908年 - 1961年)が蒐集した刀剣を中心とした古美術コレクションをもとに、彼の死去後の1961年に財団法人として設立され、1964年に「岡山美術館」として開館しました。その後、岡山県立美術館の設立に伴い、1986年に現在の「林原美術館」に改称されました。 収蔵品とその特徴 林原美術館は、林原コレクションに加え、旧岡山藩主である池田家から伝...»
西川緑道公園は、岡山市北区に位置する用水路「西川」に沿って設けられた親水性緑道公園です。この公園は、岡山市南方から柳町に至るまでの区域に広がっており、第1回緑の都市賞を受賞した実績があります。 公園の整備と特徴 西川緑道公園の整備は、1974年度から1975年度にかけて行われ、1976年春に開園しました。岡山市の中心市街地を流れる西川用水は、慶長年間に開掘された用水路であり、その両岸に沿って緑道公園が整備されました。この公園は、全体で3つの区域に分かれており、南から順に枝川緑道公園(0.5km)、西川緑道公園(1.0km)、西川緑道公園上流(0.9km)と呼ばれています。それぞれの区域は整...»
岡山県立美術館は、岡山市北区に位置する美術館で、地元では「県美」(けんび)の愛称で親しまれています。1988年に開館し、岡山の芸術文化の中心的存在として、多くの美術愛好者や観光客に親しまれています。 設立の経緯と目的 岡山県立美術館は、岡山市の中心街にある天神町に位置し、後楽園や岡山城にも近い場所にあります。1988年に岡山県が天神山地区の再開発事業の一環として開設しました。美術館の設立目的は、岡山ゆかりの優れた美術作品を収集・展示し、地域内外の芸術活動を紹介することで、県民の文化活動の発展に寄与することです。また、美術館の建築は、最高裁判所の設計でも知られる建築家・岡田新一氏によるもので...»
岡山市立オリエント美術館は、岡山県岡山市北区に位置する美術館で、岡山市教育委員会が管理しています。1979年に開館し、1981年には第22回BCS賞を受賞しています。美術館は、古代オリエントの美術品を専門的に収集し展示する、国内唯一の公立美術館として知られています。 開館の経緯とコレクションの由来 岡山市立オリエント美術館は、学校法人岡山学園から寄贈された1,947点の古代オリエント美術品を基に、1979年(昭和54年)に開館しました。このコレクションは、岡山学園理事長であった安原真二郎氏が、東京大学名誉教授の江上波夫氏と東京大学東洋文化研究所教授の深井晋司氏の指導のもとに収集したもので、...»