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津山・美作

Tsuyama, Mimasaka

津山、美作の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

津山 美作 観光ガイド

津山・美作の観光・旅行 Info

津山市の見どころ

津山城(鶴山公園)

津山城(つやまじょう)は、江戸時代に築かれた城で、日本百名城にも選ばれています。
現在は鶴山(かくざん)公園として整備されており、春には約1,000本の桜が咲き誇る県内有数の花見スポットとしても有名です。

津山まなびの鉄道館

鉄道ファンにはたまらない旧津山扇形機関車庫を活用した鉄道博物館です。
D51をはじめとする貴重な車両やジオラマが展示されており、大人も子どもも楽しめます。

城東町並み保存地区

白壁と格子窓が美しい城東町並み保存地区は、かつて城下町として栄えた情緒あふれるエリアです。
重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、ゆったりとした散策が楽しめます。

作州民芸館

城東の町並みの一角にある作州民芸館では、津山地域に伝わる伝統工芸品や民具を見ることができます。
館内は古民家風の趣があり、建築好きにもおすすめです。

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美作市・湯郷温泉の魅力

湯郷温泉

湯郷温泉(ゆのごうおんせん)は、開湯1,200年の歴史を持つ名湯で、「美作三湯」の一つに数えられます。
美肌の湯として知られ、多くの宿泊施設が整備されています。足湯や日帰り温泉も利用でき、観光客に人気です。

現代玩具博物館・オルゴール夢館

湯郷温泉街にあるユニークな博物館です。
世界各国の玩具やアンティークなオルゴールが展示されており、世代を問わず楽しめます。

岡山農業公園 ドイツの森

美作市にあるテーマパークで、ドイツ風の街並みや動物とのふれあい、季節の花々などが楽しめます。
子ども連れのファミリーにもおすすめのスポットです。

武蔵の里(宮本武蔵生誕地)

剣豪・宮本武蔵の生誕地として知られる美作市大原。
武蔵の生家跡や資料館があり、歴史好きには見逃せない場所です。

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周辺の自然スポット

恩原高原

津山市北部の恩原高原では、四季を通じてアウトドアが楽しめます。
特に秋の紅葉と冬のスキーシーズンが人気です。

布滝(のんだき)

美作市の秘境的スポット。
岩肌を白糸のように流れ落ちる美しい滝で、マイナスイオンに癒やされます。

津山・美作のグルメガイド

津山市の名物グルメ

津山ホルモンうどん

津山市を代表するB級グルメであり、牛ホルモンとたっぷりの野菜を炒めてうどんと絡めた逸品です。
濃厚な甘辛味噌ダレが特徴で、一度食べたら忘れられない味と評判です。

干し肉(ほしにく)

津山では昔から保存食として親しまれてきた干し肉が有名です。
牛肉を塩や醤油で味付けし、天日で乾燥させたもので、噛めば噛むほど味が出る素朴な逸品です。

そずり鍋

牛骨周辺の肉を削ぎ落とした「そずり肉」を使った鍋料理です。
地元では冬の定番で、こってりとした味わいが特徴です。

美作市の名物グルメ

湯郷温泉の温泉蒸し料理

美作市にある湯郷温泉では、源泉の蒸気を利用した温泉蒸しが人気です。
野菜や地元産の肉を使い、素材の旨みを引き出したヘルシーな料理です。

鹿肉料理(ジビエ)

美作市の山間部では、鹿や猪などのジビエを使った料理が楽しめます。
地域おこしとしてジビエ文化が根付きつつあり、栄養価の高い健康志向の料理として注目されています。

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人気のレストラン

津山市のおすすめ店

橋野食堂

津山ホルモンうどん発祥の店ともいわれる有名店。
地元民にも観光客にも愛される味で、行列ができるほどの人気です。

城東すずや

城東町並み保存地区にある和食処で、地元食材を活かした御膳がいただけます。
町屋風の店内でゆったりとした時間を過ごせます。

美作市のおすすめ店

花のれん

湯郷温泉街にある創作和食のお店。
地元食材を使った上品な懐石風料理が人気です。
ランチ・ディナーともに予約が安心です。

キッチン菜の花

地元野菜やジビエをふんだんに使用した創作料理が楽しめるレストランです。
おしゃれなカフェ風の内装で女性客にも人気があります。

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お土産におすすめの品

津山市のお土産

作州黒(さくしゅうぐろ)大豆製品

津山で栽培される黒大豆「作州黒」は、甘みがありふっくらとした食感が魅力です。
黒豆煮、黒豆きな粉、黒豆茶などさまざまな商品に加工されており、健康志向の方へのお土産にも最適です。

津山銘菓「桐襲(きりがさね)」

津山藩主・森家にちなんだ由緒ある銘菓。
もちっとした求肥に上品な餡が包まれており、風味豊かで贈答品にも向いています。

美作市のお土産

湯郷温泉まんじゅう

しっとりとした皮と優しい甘さの餡が調和した温泉まんじゅうは、お土産の定番です。
老舗旅館や売店で購入できます。

ジビエ加工品

鹿肉のソーセージやジャーキーなど、持ち帰りやすいジビエ製品も人気です。
珍しいお土産として喜ばれること間違いなしです。

津山・美作の季節の祭り・イベント

津山市(つやまし)の主な祭り

津山さくらまつり(津山城跡・鶴山公園)

毎年4月上旬から中旬にかけて、津山城跡・鶴山公園(かくざんこうえん)で開催される桜の名所イベントです。
津山城跡には約1,000本のソメイヨシノが咲き誇り、夜にはライトアップも行われ、幻想的な景観を楽しむことができます。
地元グルメの屋台や郷土芸能の披露もあり、観光客に大変人気のあるイベントです。

ごんごまつりin津山

毎年8月初旬に開催される津山市最大の夏祭りで、「ごんご音頭」に合わせて市民が踊る「ごんごおどり」が見どころです。
ステージイベント、露店、夜には打ち上げ花火も行われ、家族連れからカップルまで楽しめる賑やかなイベントとなっています。

津山洋学資料館関連イベント

幕末の洋学者・宇田川榕菴(うだがわようあん)にゆかりのある資料館で、洋学フェスティバルや企画展が定期的に開催されます。
津山が明治維新以前から西洋学問の先進地であった歴史に触れることができ、学術的にも貴重な体験ができます。

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美作市(みまさかし)の主な祭り

湯郷温泉夏まつり

毎年8月中旬に湯郷温泉街で開催される地元の夏の風物詩です。
子どもたちの神輿や太鼓演奏、出店、花火大会が楽しめ、温泉街ならではの風情ある雰囲気が味わえます。
観光客と地域住民の距離が近く、心温まるお祭りとして好評です。

作東バレンタインパークのイルミネーション

冬季には作東バレンタインパークにて、美作市屈指の幻想的なイルミネーションイベントが開催されます。
パーク内がLEDライトで彩られ、恋人の聖地としてカップルにも人気です。

湯神社秋祭り

毎年10月に湯郷温泉近くの湯神社で行われる秋の例祭です。
神輿が温泉街を練り歩き、伝統的な装束や太鼓の響きが地域に賑わいをもたらします。
観光客も地元の文化にふれる貴重な機会です。

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地域の特徴的な文化・風習

津山市の特徴

洋学と津山藩の歴史

津山は江戸時代から洋学(西洋の科学・医学)の先進地として知られていました。
津山洋学資料館ではその足跡をたどることができ、学術と歴史の融合した知的観光が楽しめます。

津山城と武家文化

鶴山公園として整備された津山城跡は、石垣や再建された櫓が見事で、武家文化の薫りを色濃く残しています。
春の桜の時期だけでなく、秋の紅葉時期や雪景色の季節も美しく、多彩な表情を見せてくれます。

美作市の特徴

湯郷温泉と美作三湯

美作市の湯郷温泉は、美作三湯(湯郷・湯原・奥津)のひとつであり、歴史ある温泉地として親しまれています。
1200年の歴史を持つとされ、足湯や日帰り入浴施設も充実しており、気軽に温泉気分が楽しめます。

武蔵の里と宮本武蔵

美作市大原は、剣豪・宮本武蔵の生誕地として知られています。
武蔵神社や武蔵の里資料館などがあり、剣豪ゆかりの地として多くのファンが訪れます。

津山・美作の気温・天候

津山・美作地域は、岡山県北東部の内陸部に位置しており、典型的な内陸性気候を示します。
夏と冬の寒暖差が大きく、四季の移り変わりが明確で、それぞれの季節ならではの自然風景を楽しめます。

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春(3月~5月)

気温と気候の特徴

春の津山・美作は、徐々に寒さが和らぎ、桜や新緑が美しい季節です。
3月はまだ朝晩冷え込みますが、4月には日中は暖かくなり、5月には初夏の陽気を感じる日も多くなります。

平均気温:

3月:約8℃、4月:約14℃、5月:約18℃前後です。

おすすめの服装:

春物のジャケットやカーディガン、重ね着が快適です。朝晩は冷え込むため、薄手の上着があると安心です。

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梅雨(6月中旬~7月中旬)

気温と降水の特徴

津山・美作も例年通りに梅雨入りします。
湿度が高くなり、シトシトとした雨が続く日が多くなります。
6月は曇天や雨の日が多く、気温は上昇して蒸し暑く感じることもあります。

平均気温:

6月:約22℃、7月:約26℃程度です。

注意点:

足元が滑りやすいため、歩きやすい靴と、雨具の携帯が必須です。
カビや湿気対策にも気をつけましょう。

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夏(7月下旬~9月)

気温と天候の特徴

津山・美作の夏は、日中の気温が35℃近くに達する猛暑日も珍しくありません。
内陸部のため、海風がなく風が通りにくく、蒸し暑さが感じられます。
ただし夜間は気温が下がりやすいため、涼を感じることもあります。

平均気温:

7月下旬から8月は30~35℃前後、9月は25℃前後まで下がります。

熱中症対策:

帽子、日傘、水分補給をこまめに行いましょう。
観光の際は、日中を避けて朝夕に移動するのもおすすめです。

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秋(10月~11月)

気温と紅葉の特徴

秋は一年で最も快適な季節であり、紅葉シーズンには美しい山並みが広がります。
空気が澄み、晴天が多く、観光にも絶好の季節です。

平均気温:

10月:約17℃、11月:約11℃程度です。

おすすめの服装:

薄手の長袖や上着が必要です。朝晩は冷え込むため、セーターやジャケットがあると安心です。

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冬(12月~2月)

気温と降雪の特徴

津山・美作の冬は、寒さが厳しくなる内陸型の気候が現れます。
雪が多い地域ではありませんが、年に数回積雪することがあり、特に美作の山間部では凍結や路面の滑りに注意が必要です。

平均気温:

12月:約5℃、1月:約3℃、2月:約4℃程度です。

注意点:

厚手のコートやマフラー、手袋などの防寒対策が必要です。
温泉が多い地域ですので、寒い時期は湯郷温泉などで体を温める旅もおすすめです。

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津山・美作地域の降雨・台風に関する特徴

雨の傾向

年間降水量は1,200〜1,500mm程度で、梅雨(6月〜7月)と台風シーズン(8月〜9月)に集中します。
春や秋は比較的晴天の日が多く、旅行や観光に向いています。

台風の影響

台風は毎年2〜4個程度が影響を与えますが、内陸部であるため直撃は少なく、沿岸部ほどの被害はまれです。
ただし、大雨による河川の増水や土砂災害には注意が必要です。

津山・美作へのアクセス

主要都市からのアクセス

岡山駅からのアクセス

岡山駅から津山方面へは、JR津山線が便利です。所要時間は普通列車でおよそ1時間30分ほど。
また、美作市の湯郷温泉方面へは、岡山駅から美作ICまで高速バスも運行しています(約1時間40分)。

大阪・神戸からのアクセス

大阪方面からは、中国自動車道を利用して車で約2時間30分ほど。
神戸方面からは約2時間ほどでアクセス可能です。
新幹線の場合は、岡山駅まで新幹線(約45分〜1時間)+津山線というルートが一般的です。

東京方面からのアクセス

東京から岡山駅までは、東海道・山陽新幹線「のぞみ」で約3時間30分。
その後、JR津山線で津山駅まで移動となります(約1時間30分)。

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鉄道でのアクセス

JR津山線(岡山駅〜津山駅)

本線はローカル線ながら自然豊かな景色が楽しめるルートです。途中の「亀甲駅」や「弓削駅」なども風情があります。
観光目的での利用にもおすすめです。

姫新線(津山駅〜美作市方面)

美作市内へは、津山駅からJR姫新線で「林野駅」などを利用します。
湯郷温泉方面へは「林野駅」からバスまたはタクシーが便利です。

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高速道路・自動車でのアクセス

中国自動車道の利用

津山市・美作市は中国自動車道に沿って位置しています。
・津山市へは「津山IC」
・美作市へは「美作IC」
が最寄のインターチェンジです。

主要ルート

・大阪から中国自動車道経由で約2時間30分
・岡山から国道53号線を経由して約1時間30分
・鳥取から国道53号線を南下して約1時間30分

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バスでのアクセス

高速バス

岡山駅西口から、津山駅・美作市方面への高速バスが運行されています。
所要時間はおよそ1時間半程度で、乗り換えなしでスムーズです。
また、大阪・神戸・姫路方面からの直通バスも運行されています(季節や運行日により異なります)。

路線バス

市内移動には宇野バスや中鉄バスが利用できます。
美作市では「湯郷温泉」方面の路線バスが観光客に人気です。

津山・美作の移動手段

公共交通機関を利用した移動

JR姫新線・津山線

JR姫新線津山線が、津山市と周辺エリアをつなぐ主要な鉄道網となっています。
・津山線は岡山駅〜津山駅を結ぶ路線で、山間部を走るローカル列車です。
・姫新線は姫路方面〜津山駅〜新見方面へとつながっており、途中の美作市の「林野駅」などに停車します。

路線バス

津山市・美作市内では、中鉄北部バス美作市営バス宇野バスなどが運行しています。
特に観光地へのアクセスとして、津山駅〜鶴山公園林野駅〜湯郷温泉などは便利な路線が用意されています。
ただし、便数が少ない時間帯もあるため、事前の時刻表確認をおすすめします。

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自動車による移動

自家用車・レンタカー

津山・美作エリアは自然豊かで観光地が広範囲に分散しているため、レンタカーや自家用車での移動が最も効率的です。
主要道路は整備されており、中国自動車道や国道179号線などを使って各地にアクセスできます。
・津山市内のレンタカー営業所は津山駅周辺に複数あり
・美作市では湯郷温泉付近に店舗がある場合もあります

駐車場事情

観光地や温泉街には無料・有料の駐車場が整備されており、車移動に適しています。
ただし、桜の季節や連休中は混雑することがあるため、早めの到着が安心です。

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その他の移動手段

観光タクシー

タクシー会社による「観光プラン付きタクシーサービス」も提供されており、ガイドを兼ねた移動手段として人気があります。
津山市では「津山観光タクシー」、美作市では「湯郷観光タクシー」などが利用可能です。

レンタサイクル

津山駅周辺や湯郷温泉周辺では、レンタサイクルサービスも展開されています。
平坦な道が多く、天候の良い日には気軽に観光地を巡るのに便利です。
特に、津山市の城東重要伝統的建造物群保存地区などは自転車での散策に適しています。

津山・美作の観光コース

1日目:津山城と城下町を巡る歴史コース(津山市)

午前:津山城(鶴山公園)と周辺散策

旅の始まりは津山城跡から。桜の名所としても知られ、春には約1,000本の桜が城を彩ります。
天守は現存していませんが、石垣や櫓が美しく復元されており、歴史情緒を感じながら城内を散策できます。

見どころ:

・復元された備中櫓
・津山城の石垣と城壁の構造
・桜と紅葉の時期の絶景

昼食:津山ホルモンうどん

津山名物のホルモンうどんをランチに。鉄板で焼いたぷりぷりのホルモンと濃厚なタレが絶妙な一品です。
「橋野食堂」や「津山ホルモンうどん研究会」加盟店が人気です。

午後:城東町並み保存地区の散策

津山城の東側に広がる城東町並み保存地区 「旧梶村家住宅」や「洋学資料館」などを見学し、津山の文化に触れてみましょう。

夕方:津山まなびの鉄道館

鉄道ファン必見のスポット、旧津山機関区の扇形車庫を活用した鉄道資料館です。
本物のディーゼル機関車が展示されており、車両の内部も見学可能です。

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2日目:美作湯郷温泉で癒しの温泉旅(美作市)

午前:湯郷温泉街の散策

美作市の湯郷温泉は、開湯1,200年の歴史を誇る名湯。
朝の静かな温泉街を散策しながら、足湯や温泉カフェを楽しむのもおすすめです。

おすすめスポット:

・湯郷鷺温泉館(外湯)
・現代玩具博物館・オルゴール夢館
・温泉地ならではの手湯・足湯コーナー

昼食:地元食材を使った和定食やジビエ

「花の宿にしき園」や「ゆのごう美春閣」などでは、地元産の野菜や美作産のジビエ(鹿肉や猪肉)を使った食事が楽しめます。

午後:大原美術館分館や農村景観のドライブ

湯郷から車で少し移動し、美作ののどかな農村風景や史跡を巡るのも一興です。
また、近郊には美作市作東地域の棚田や、自然公園、里山が広がっており、四季折々の風景を満喫できます。

夕方:再び湯郷温泉で入浴とお土産購入

旅の締めくくりには、もう一度温泉でゆったりと癒されましょう。
湯上がりには、地元の陶器や工芸品、湯郷温泉まんじゅうなどのお土産を購入するのもおすすめです。

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